リップ
リップクリーム(lip cream)、またはリップバーム(lip balm) とは、唇に塗る軟膏剤のことである。乾燥を防ぐために塗るほか、口角炎、口内炎、単純疱疹の治療にも使用される。通常ミツロウ、ワセリン、メントール、ショウノウなどに香料を加えてつくられている。メーカーによってはビタミン、ミョウバン、サリチル酸、アスピリンなども加えられる。
リップクリームの使用目的は唇と外気との間に薄い油膜を作ることである。唇は角質層が薄く粘膜がむき出しになっているため、他の皮膚よりも外機能影響を受けやすい。リップクリームを塗ることで乾燥などを防げるほか、配合成分によってサンスクリーン剤などの機能を持たせることができる。
形状は固体からゲル状であり、ゲル状のものは指先に取って、スティック状のものは口紅のように直接唇に塗って使用する。