炊飯器で作る、サムゲタン(参鶏湯)風

 韓国の健康スープ「参鶏湯」風


韓国の健康食「参鶏湯」を炊飯器で作る

韓国料理「参鶏湯」は、ひな鶏のお腹に、餅米、高麗人参、なつめ、松の実、栗、ニンニクなどを生のまま詰め、薄い塩味で3時間ほどぐつぐつ煮込んで作ります。今日は、家にある材料を使い、炊飯器でそれっぽく作ります。カラダがほかほかあったまる、ヘルシーで腹持ちのよいスープです。調理時間は10分で、炊飯時間が70分ほどかかりました。

サムゲタンの材料(5合炊き炊飯器用)

材料
これで、2~4人分のサムゲタン風スープができます

鶏の胸肉……………大2枚(2枚で550g)
餅米……………1/3カップ(米用カップで)
ニンジン……………小1本(40g)
ゴボウ……………細め20cm
むき栗……………2個
ニンニク……………小2片
スライス乾し椎茸……………4~6枚
長ねぎ……………6cm

<煮込み材料>
水……………3カップ
酒……………1/2カップ
ショウガ……………親指の先ぐらい
長ねぎの青い部分……………1本分
塩……………小さじ1/2

<仕上げ>
長ねぎ……………少々
黒ゴマ……………少々
塩とコショウ……………適宜

※手に入るようであれば、高麗人参、なつめ、松の実などを詰めれば、より本格的になります

サムゲタンの作り方・手順

餅米は30分前にとぐ。ゴボウとニンジンを切る。ニンニクと栗の皮をむく
1: 餅米はといで水に浸して30分おいて水を切る。ゴボウは皮をこそげて長さ3センチに切り、2~4つ割りにして水にさらす。人参は皮をむいて4つ割りにする。ニンニクの皮をむく。栗は殻をむく。
ナイフで袋状にする
ぺティナイフを差し込み、切り進めて袋状にする
2: 鶏胸肉はさっと洗って水気をふきとる。肉の細い側からぺティナイフを差し込み、切り進んで袋状にする。
具を詰める
開けた穴に具を詰める
3: 穴にニンニク、餅米、栗、ニンジン、ゴボウ、椎茸、を詰める。
※半分に切り分ける(4人で食べる)予定なら、左右対称に詰める
爪楊枝で閉じる
長ねぎを詰めて、爪楊枝で止める
4: 最後に長ねぎを詰めて、口を爪楊枝で縫うようにして閉じる。
釜に入れ水と酒を注ぐ
内釜に鶏肉、ショウガ、青ねぎを入れ、水と酒を注ぎ入れる
5: 内釜に鶏肉の皮を下にして入れ、余ったニンジン、ゴボウ、叩いたショウガ、青ねぎを入れる。水と酒を入れる。
※水量が5の線より上にならないようにする
炊く
おかゆ炊き(または普通炊き)で炊く
6: 炊飯器にセットし、メニューからおかゆ炊き(なければ普通炊き)を選んで炊く。
器に移す
具を皿に盛り付け、スープをザルでこしながら注ぐ
7: 炊けたら、青ねぎとショウガを取り除く。鶏肉と野菜を器に移し、スープをザルでこして注ぎ入れる。
※普通炊きで炊いた場合、70~80分炊いてもスイッチが切れない時は、手でスイッチを切る。スープが少なくなっていれば湯を足す
仕上げに長ねぎとゴマをふる
薄切りした長ねぎと黒ゴマをかける 塩とコショウを添える
8: 斜めに薄切りにした長ねぎと黒ゴマをふりかけ、塩とコショウを混ぜたものを添える。
食べ方
塩とコショウで肉を食べてから、具とスープを混ぜて食べる
食べ方: 初めに、塩とコショウをかけて鶏肉を食べ、次に中の具をスープと混ぜて、雑炊のようにして食べる。

ガイドのワンポイントアドバイス

サンゲタン風
こちらは白米普通炊きで80分炊いたもの。おかゆコースで炊いた【6】の画像と見比べてください
この料理を、おかゆ炊きと白米普通炊きとで作ってみました。おかゆ炊きでは規定の69分でスイッチが切れました。スープもたっぷりです。

一方、白米普通炊きの場合。この炊飯器は水分が殆どなくなるまで炊き続けます。 80分経過しても自然にスイッチが切れる様子がなかったので、手で切りました。スープがだいぶ少なくなっていたので、湯を足して仕上げました。炊飯器によって、普通炊きでも時間が経つと切れるものもあります。また、特に普通炊きの場合は、水を入れ過ぎると沸騰時に吹き零れるので、注意してください。

サムゲタンは、本来、鍋でコトコト2~3時間煮込む料理です。今回は白米のおかゆ炊きで炊きましたが、玄米のおかゆ炊きのコースがあれば、その方が炊く時間が長いので、そちらで炊くのもいいかと思います。